セイレーン@船の墓場

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▼敵データ分析

セイレーン(通常)
HPMP物倍魔倍物防魔防
900 200 - 4 0 20 35
1. サイレス、スロウ、ヘイスト
2. ライブラ、ケアル(60,64回復)、ブリザド(魔攻15〜16、冷気)
3. サンダー(魔攻15〜16、雷)、スリプル、プロテス
4. アンデッドに変身

4ターン目にアンデッドモードに変化するが、このとき内部処理としては別モンスターに入れ替わるため、ヘイスト・プロテスはその瞬間に効果が切れる.(但し、ヘイストを使った後アンデッドから元に戻ってきた場合、最初の1ターン目までの行動の間はヘイストの効果が確認されている.理由は謎)

セイレーン(アンデッド)
HPMP物倍魔倍物防魔防
900 200 4 - 12 0 35
1〜3. 物理攻撃(物攻14〜15)、抱きしめる(物攻14〜15+追加毒)
4. 通常モードに戻る

アンデッドになった後は、上記の行動をランダムに3回使ってから4ターン目に再び通常モードへ戻る.なおアンデッド時の行動は1ターン目は通常攻撃の確率が高く、3ターン目の行動は抱きしめるである確率が高い.


▼戦術理論(序論)

結論から言うとレベル1ひとりでは「理論上攻略可能」だが「事実上攻略不可能」です.したがってセイレーン戦に限り妥協を余儀なくされました.この【序論】ではその理由を簡単に述べておきます.万が一「現実的な確率で攻略可能である」というアイディアをお持ちの方はご一報下さい.

カーラボス戦序論で述べたとおり、アビリティを習得することは現段階では不可能です.カーラボス戦前に「ゴブリン×1」で4ABP、カーラボスで5ABPの9ABPが取得可能ABPの最大値であり、惜しくもアビリティを習得することは不可能です.

そうするとどのジョブを選択するかが最大の問題となります.

装備品の観点からは、現段階での最強装備は革製品なので、ジョブに影響を与えません.そしてその装備で受けるダメージを考えると、ブリザド・サンダーで48〜52ダメージ、アンデッドの物理攻撃で44〜48ダメージ(後列にいるとき)となります.したがって52という値を上回ることが確実に生き残るための必要条件です(十分条件ではない).この条件に該当するのは最大のHP補正を誇るモンクになったガラフのみです.レナではHP51で足りません.

では、モンクガラフを使えば勝てるかというと、答えは残念ながらNoです.原因の1つはスロウです.これを使われると現時点では、「戦闘不能にしてから復活させる」という回復法(回復法と呼ぶにはあまりに荒々しい方法ですけど)しかありません.当然、ひとりでこんな芸当はできません.そして問題はこのスロウというステータス異常は時間経過による自然回復がないことです.一度かかれば戦闘終了までスロウ状態のままです.殴り殺されて終わるだけです.ちなみにヘイストも相対的に同じ状態になりますが、アンデッドに変身した瞬間に解ける(厳密には少し違うみたいですけど)ので、長期的には問題ありません.

それでもスロウになっただけなら、タイミングを完全に把握・計算することでなんとか回復のタイミングをつかむことができるかもしれません.・・・まあ、それもかなり不可能に近いとは思いますが・・・.しかし、ダメ押しのようにスリプルの存在があります.これにかかると直後の物理攻撃を少なくとも2回食らうことは確実です.

長期戦がダメなら速攻で倒そうということになるわけですが、こちらの攻撃力はあまりに貧弱です.まず最強のダメージは「アンデッド時にファイア」です.カーラボス戦と同様にジョブは黒魔道士となるわけですが、黒魔道士のHPではアンデッド時の攻撃に1度たりとも耐えることはできません.

次に強力な攻撃はなんと「ポーション」です.ダメージ量だけなら青魔法エアロの方が強いのですが、MP回復の手間、青魔道士のHPが低くて同様に耐えられない、などの理由で使い物になりません.「ポーション」ならば全ジョブで使えるのですが、与えるダメージはアンデッドのときのみに 50 ダメージずつです.これでは18回もポーションを使わねばなりません.いや、18回で済めば良いのですが、実際にはケアルでバッチリ回復されます.っつーか、もうこの時点で「速攻」でも何でもありません.死にます.

さらに抱きしめるの追加毒がトドメを刺します.魔法や物理攻撃によるダメージで生き残っても、すべて紙一重で耐えているために、毒のわずか3のダメージで死んでしまうケースがかなり多く発生します.毒消しを使用すれば貴重な行動を1回使用することになり、ますますバトルが長期化します.死ぬ確率がさらに上昇します.

ここまでで、いかに絶望的かは、伝わったかと思いますが、さらに追い討ちをかけるように勝率の計算結果(概算)をここに示します.これは上記の中でも、スピードゲージの推移までも考慮に入れて最適化した攻略法で計算した結果です.で、計算結果ですが・・・

勝率:数十万分の一 〜 数百万分の一

途中で計算する意味すらなくなったので計算を放棄したので、実際にはもっと低い可能性が高いです.以上によりセイレーン戦は妥協を余儀なくされます.なお、ここまでたどり着くのに様々な思考実験・実戦を繰り返しました.

レベル1ひとりセイレーン戦の通算成績:350戦350敗

無茶です(泣)


▼戦術理論(Lv1×2人攻略)

味方がいればそれが例えレベル1のキャラであろうとも、何の変哲もない敵に変わります.基本的に単体攻撃だし、スロウになっても死んで生き返れば解除です.基本的に死んだら復活してれば負ける要素はありません.

すなわち、複数のキャラがいる場合はアイテムに制限でもない限り負けはあり得ないのです.制限なしの低レベルクリアがいかにぬるい物であるかを物語っています.


▼実践(Lv1×2人攻略)

レナとガラフをナイト・モンクにして準備完了.

時間は少々かかるが、特に問題もなく撃破.所要時間10分.


▼戦術理論(Lv2攻略)

レベルが1つ上がるとHPが大幅に上がります.350回の戦いでギリギリのセッティングをしたわけですから、同じ作戦での勝率が劇的に上がります.ナイトにすれば、サンダー・ブリザドには耐えられるし、スリプルのターンの直前に守りを使えば例え眠っても物理攻撃は問題ありません.抱きしめるの追加毒によるわずかなダメージで死ぬこともなくなります.問題はスロウだけとなるのでタイミングの調節さえできればしのげそうです.

しかし、レベル2の場合はさらに強力な攻撃法が使えます.セイレーンのレベルは2.こちらのレベルも2.・・・ということは、ゴブリンパンチが防御無視&8倍化の威力を発揮します.


▼実践(Lv2攻略)

ガラフ青魔道士.ブロードソード装備.
HPも49あるので生存する確率はかなり高いです.

ひたすらゴブリンパンチ(240ダメージ)です.ダメージを受けてもゴブリンパンチです.魔法で52ダメージの方が出たら終了ですが、生き抜く確率は割と高いです.2度めの挑戦で撃破.


セイレーン撃破▲

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Written by NYUSUKEトップFF5第1世界ボス>セイレーン