マギサ・フォルツァ@北の山 | |
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▼敵データ分析 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
奇数ターンと偶数ターンで攻撃パターンが異なる.ダメージが 350 を越えるとモード2に移る.なお、モード2に移ったときにモード1のターンはリセットされる.したがって、モード1の奇数ターンの後にモード2に移行させると、戻ってきたときは再び奇数ターンの行動を採る.
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▼戦略理論(序論) |
マギサ・フォルツァ戦は、カーウェンで拾える氷のロッドを使うことでマギサを一撃瞬殺できることで有名です.前回のやり込みではその手法が使えず、最難関だった北の山攻略ですが、今回の条件でも難関です. 前回のボス(セイレーン)戦までと大きく違うのは、今回のボス戦からは ABP を稼ぐことが可能であるというところです.カーウェン付近の平原で野ガルラ狩りをすれば、時間さえかければ無限にABPを稼ぐことができるわけです. だからといってボスを楽勝攻略できるようにはならないのですが. 楽勝攻略できない原因はつけられるアビリティに限りがあるからです.今回の攻略はレベル1のキャラたった一人でボス撃破をしなければなりません.したがって、つけられるアビリティは基本的には1つだけです.これではせっかくアビリティを多く修得しても使えません. これが意味しているところは「すっぴんの優位性」です.すっぴんにはアビリティを2つ付けることができます.しかし、それだけにとどまりません.すっぴんは全てのマスターされたジョブの特性と能力値を引き継ぐことができます.ジョブの特性を引き継ぐということは、それらのオートアビリティを自動的に使えるということでありアビリティを余分につけてるのと同じことになります.さらに能力値についても、すっぴんおよびマスタージョブの中で最大の物が、すっぴんのそれとして採用されるわけで、もはやそのジョブにチェンジすることの意義は何一つとしてなくなってしまうのです. さらにすっぴんは全ての武具を装備できるので、各ジョブをマスターさせたすっぴんをボス攻略時に使用するのが最も効果的なのです. ただし、ジョブをマスターにするまでの大量の稼ぎが必要となるわけですが. もちろん、稼ぎなしで攻略できるのならそれにこしたことはありませんが、本攻略でそれをやると大抵の場合、天文学的に低い勝率になってしまいます.
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▼戦術理論(作戦1) | |||||||||||||||||||||||||
まずは速攻作戦を考えます.あわよくば、フォルツァを呼び出すことなくマギサを倒せれば最高ですが、そうでなくてもフォルツァ召喚後にマギサ・フォルツァの連携攻撃だけは封じなければなりません. ポイントはスピードとパワー!(謎) すなわち素早さと大きなダメージが必要となります.基本的にはマギサがフォルツァを呼び出す「マギサHP300」が勝負のラインとなります.この辺りからどれだけ一気に削り取ることができるかが問題です. こちらの攻撃方法は主に次のようになります.
ダメージだけなら4が強力ですが、アビリティ枠をすべてこのために費やしており、すべての攻撃が回避不能です.したがって、実際は回復に追われて攻撃のチャンスがほとんどありません. 次に3ですが、これはロッドを装備すると同属性の魔法の威力が増すという性質を利用した物です.しかしこれは毎回MPを消費するというハンデがあります.普通なら問題ないのですが、カーラボス戦でも触れてる通りレベル1であるために、1回しか魔法を使えないので、攻撃するたびにエーテル(またはエリクサー)で回復しなければなりません.故に実際には1よりも戦術的に劣ります. 以上より、なんとかなりそうなのが1または2ということになります.しかしこれでは速攻作戦を実行するには威力不足です.この作戦は見送ることにします. 作戦1…不可能と判定 |
▼戦術理論(作戦2) |
補助魔法を使用して敵の動きを封じる作戦です.具体的にはマギサにはサイレス、そしてフォルツァにはスリプルが効きます.サイレスによって、ファイア・ブリザド・サンダー・ドレインが無効となりますので、マギサの行動の大半は封じられます.またフォルツァは一度眠らせてしまえば、こちらが攻撃を加えるまでは眠り続けます. 理想的に思えるこの作戦にも欠点がいくつかあります.これらはいずれも4人パーティならば、大した欠点ではないのですが、ひとり攻略においては致命的です. 【欠点1】マギサのエアロを防げない 【欠点2】サイレスは3〜4ターン程度で切れてしまう 【欠点3】アビリティ枠がすべて埋まってしまう そして、この3つのデメリットが相乗効果で大きな弊害を生み出します.エアロを防げないということは、エアロが来ないように祈るしかないわけで、必然的に速攻の作戦を用意しないと勝率が死ぬほど下がってしまいます.しかしアビリティ枠が埋まっている時点で「両手持ち」などの有用なアビリティを生かせないので、短期間にダメージを与えることは絶望となってきます.またサイレスおよびエーテルを頻繁に使用することで攻撃のチャンスはかなり潰されてしまいます. この作戦による勝率を計算してみます. この最適化された条件における勝率は約 1.5 %となります. 今までの攻略に比べれば、現実的に何とかならない数値ではないですが、これを実行に移そうとしたその日に、これよりも勝率の高い作戦を思いついたので実行には移さず. 作戦2…勝率が低いので実行には移さず |
▼戦術理論(作戦3) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
防御重視の持久戦です.まずは敵の攻撃によるダメージを分析します. そのためには、こちらの装備をまず考えなくてはなりません.【序論】で述べた通り、ジョブはすっぴんで決まりなので装備は自由な組み合わせで選べます.基本的には物理防御重視か魔法防御重視の二択になります.実際には「両手持ち」を使うなら、盾の防御力と回避率が得られないため、4通りが考えられますが盾装備の場合のデータを示しておきます.
アビリティを「黒魔法」「白魔法」にしての作戦は【作戦2】において既に緻密に検討してあるので、別のアプローチを考えます.すなわち補助魔法は片方のみ使うことにするのです.サイレスをなくせば一撃必殺のドレインが、スリプルをなくせば攻撃力の高いフォルツァの攻撃が、それぞれ脅威となります.そしてエアロは相変わらず脅威です. これらの脅威を同時に打ち崩すためのアビリティとは
この滅多に使われないであろうアビリティがこの作戦の鍵を握ります.これを身に付けたモンクマスターのすっぴんガラフは最大HPが53→68となり、魔法防御重視の装備ならエアロに耐えられるようになります. そして、選ぶ魔法は白魔法です.ドレインの対処法がサイレス以外に考えられないからです.残ったフォルツァの攻撃が物理攻撃であるところに着目します.物理攻撃は後列に下がることで半減させることができます. ではもう1度ダメージを見てみましょう.
すなわち後列に下がっている場合は、フォルツァのタックルの最大値を採る場合以外には耐えられることになります.(ちなみにダメージ半減時には、ダメージ値そのものが半減するのではなく倍率が半分になります.このとき端数が切り捨てられるのがミソで、そうでなければこの作戦自体成り立たなくなるでしょう.ギリギリすぎる・・・) しかし実際にはこれでは不十分です.なぜならフォルツァ召喚時にマギサを瞬殺する手立てがないことは、これまでの戦術構築で実証されており、フォルツァ召喚後はマギサとフォルツァの二人の攻撃を同時に耐えながら攻撃もしていかなければならないからです.すなわち攻撃に耐えるためには、 (マギサのダメージ) + (フォルツァのダメージ) < (ガラフのHP) でなければなりません.このままではまだ、1.5%しか勝率がない作戦2の方が勝率が高いのです. ここでマギサの攻撃を封じる最終手段とでも呼ぶべき作戦の決行を行います.
エアロはサイレスで封じることができないとはいえ、魔法です.MPを消費します.したがって MP を枯らしてしまえばいくら脅威のエアロといえど、もはや脅威ではありません.もちろんこの作戦が成立するために、白魔法サイレスとHP30%アップが、ここでも主役として活躍しているのです. サイレス時に唱えて魔法が無効化されたときもMPはしっかり消費しています.またHP30%アップがあればエアロにかろうじて耐えることが可能となります.最初はマギサしかいないのでかろうじて耐えられるだけでも、それでも耐え続けることが可能なのです. これでマギサ単体が相手ならば 100%持ちこたえることが可能となり、MP切れ作戦は有効となります.マギサとフォルツァが同時に存在するときの「エアロの恐怖」を完全に消去されました. さてこれにて安全にフォルツァを召喚するところまではこぎつけることができます.しかし問題は依然として残っています.マギサのクリティカルとフォルツァのタックルが同時に来たら瞬殺されます. 既にアビリティ枠は埋まっていてこれ以上の作戦は無理なのか? やはり、この作戦を捨て【作戦2】の試行に入るしかないのか? そう思った瞬間、HP30%アップアイディアに続いて、2度目の神が降臨してきました.
カーウェンで買った白魔法はサイレスのほかに、もう1つプロテスがありました.後列に下がった上でプロテスをかければダメージは半分のさらに半分!
これにて1ターンで受ける最大ダメージは、9 + 34 = 43 < 68 です. 勝てる!それも100%!! |
▼戦闘準備 | ||||||||||||||||||||||||
ここの準備は異常です. 準備はなんと船の墓場から始まります. 【船の墓場でアイテム集め】 【カーウェンでお買い物】 【カーウェン周辺で野ガルラ狩り】 ガラフ:シーフマスター(635ABP)・モンクマスター(700ABP)・白魔道士レベル6(280ABP) なお、シーフをマスターする理由はすっぴんにその素早さを継承するため、モンクのマスターは体力値(=HPに直接影響)の継承(およびカウンター特性)のためです.白魔道士レベル6というのはアビリティ「白魔法」による能力修正で魔力を上げるためです.魔力は直接MPの値に影響を及ぼすため、最大MPを5にするためにレベル6にする必要があります. 【北の山で最後の仕上げ】 ちなみに、これらの準備で十数時間かかります.死にそうです. 装備は以下のようになります.
なお、フレイルは中盤から後列で攻撃するために使用します.現段階で後列から最も効率良くダメージを与えられる武器はフレイルです.なお結果的に攻撃に耐えるだけならレナでも可能となりましたが、レナは開始直後に猛毒をくらってます.治療すれば問題ないし、その余裕もあるのですが、できるだけ負ける要素は増やしたくないのでガラフを起用します. |
▼攻略方法 |
最初の目的はマギサのMP200を枯らさせることです.既に述べた通り、魔法重視の装備でサイレスをかけ続ければ耐え続けることができます.実際にはプロテスを最初にかけてしまいます.プロテスは効果が永久に続くためです. 最初は以下のようになります. 以降はマギサが3ターン行動する度にサイレスをかけます.サイレスはギリギリで4ターンほど効果が持つのですが、実際にはサイレスがたまに効かなかったりするので余裕を持ってかけます. この調子でマギサへの累計ダメージ350直前、消費MP累計197以上の状態に調整します.そして機を見て後列に下がり武器をフレイルに持ち替えて、マギサへの350ラインを超えるダメージを与えます. マギサがフォルツァを召喚します.以降、マギサ・フォルツァの連携攻撃になりますが、敵は最大でも合計43のダメージしか与えてこないので、HPが44以上なら攻撃、43以下なら回復を行っていれば負けはありません.どちらから倒してもいいのですが、攻撃は集中させます. |
▼実践 |
作戦をここまで綿密に立て、準備をここまで時間をかければ、あとはそれを慎重に実行するだけです.ちなみに戦闘は20分におよぶ大激闘となります.作戦は完璧なので、あとは慎重に20分戦い抜く精神力さえあれば撃破できます. |
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Written by NYUSUKE | トップ>FF5>第1世界ボス>マギサ・フォルツァ |