カーラボス@トルナ運河 | |
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▼敵データ分析 | ||||||||||||||||
上記の攻撃をランダムに使用.なお、一応行動は3ターン周期となっており、3n+1(nは0以上の整数)ターン目はテールスクリューを絶対に使用せず、触手の確率が高め. |
▼戦術理論(序論) |
最初に言っておきます. カーラボス戦は本攻略屈指の難関です!! 問題は触手です.これは通常の物理攻撃に加えて、マヒ状態になります.したがって、触手(マヒする)→他の攻撃→(マヒ回復)→敵の攻撃・・・という3連コンボを食らうことになり、その間、こちらはまったく動くことができません.というか、この3つ目が触手の場合それは、もはや永久コンボなのですが、心配するまでもなくそんなことになる前にご臨終です. その上、敵の行動はこちらが瀕死のときのテールスクリューを除いて、必ずこちらがダメージをくらう行動です.現状での最強装備「革の帽子」+「革の服」+「革の靴」で後列に下がっている状態で、物理攻撃または触手で 14 または 16 ダメージをくらいます.一方、こちらの HP は最高のガラフ・モンクで 53.カーラボスに対して最も威力を発揮する黒魔道士にいたっては 36 です.黒魔道士では2回しか耐えることが出来ません. さらにここで重要な問題があります. ABPを稼ぐことが出来ない! ・・・ということです.もちろん『レベル1を維持しつつ』というのは前提条件です.まず現在行ける地域で経験値ゼロのモンスターはいません.FF5で最初の経験値を持たないモンスターはやはり野ガルラ(この命名は前回のやり込み参照)なのです.他に経験値を得ずにABPを稼ぐ方法としては、
などがありますが、後ろ3つは使えません.残された望みは「逃走する敵」を探すことです.実は現時点で逃走する敵は、たった1種類遭遇可能です.その名は「ビッグホーン」.この海域の東の陸地で出現します.ビッグホーンはファイアをかけるとカウンターで逃走します. じゃあ、ビッグホーンを狩ればいいわけだね!
しかし、世の中はそう甘くありませんでした. この地域ではビッグホーンはバンダースナッチとコンビで出現します. これではビッグホーンを逃走させたところでバンダースナッチが残っているので ABP を得ることはできません.残念!!(セイレーン戦を終えたらビッグホーン×2には遭遇できるようになるが、それじゃ意味ないんじゃー!!) もう一つ経験値を多少得てもレベル1を維持できるギリギリまで粘るという方法もあるのですが、もっとも効率よく稼げる「ゴブリン×1」でさえ経験値10&ABP1です.4人で分配しても一人当たり経験値 2 を獲得してしまいます.対して、レベルが2になるまでの猶予は経験値たったの10です.つまりギリギリで ABP は 4 (= max { n | n ∈ N . 2×n < 10 } ) しか稼ぐことはできません.新たなアビリティを得るために最低必要なABPは 10 です.足りません. 最後の望みが絶たれました. |
▼戦術理論(作戦1) | ||||
持久戦. まずキャラ選択は HP の高く、素早さがわずかに低いガラフに決定です.HP が高い方がいいのは当然として、なぜ素早さが低い方がいいのでしょうか. 素早さに関しては、マヒの回復のタイミングが問題となってきます.マヒは一定時間がたつと回復します.その間にさらに触手を喰らっても、マヒ効果が延ばされるということはありません.一方ジョブにもよりますが、ガラフとレナでは以下のような違いがあります.
レナの場合、触手を連続で喰らうとマヒし続けることになります.一方、ガラフならば2回攻撃の直後にゲージが復活して、敵の3回目の行動の直後に動くことが可能となります. 以上の実験・考察によりキャラはガラフが妥当であると判断できます. 次にジョブ選択です.3連コンボに耐えられるジョブということで、必要なのはHP49以上のジョブです.ナイトとモンクが該当します.作戦1ではモンクが頻繁に回復しながら持久戦に持ち込み、通常攻撃とカウンターで攻撃を与えていくことにします. |
▼実践(作戦1) |
では早速やってみます.かなりのターンを持ちこたえることが出来ます. ・・・が、それだけです.肝心のガラフの攻撃力を見くびっていました.ガラフの攻撃で与えられるダメージは 5ダメージ×2=たったの10ダメージ これでは、65回繰り返さなければ勝てません.しかもカウンターそのものがなかなか発動しません. この戦法がもし100%カーラボスの攻撃を防げるのなら問題はないのですが、3連コンボの中にテールスクリューが入ってることがよくあり、このときは防げません.とてもこれで65回攻撃する間持ちこたえることは出来ません.それ以前にポーションの数が99個では全然足りません.(死 作戦1…失敗 |
▼戦術理論(作戦2) |
作戦1と基本的な発想は同じです. 3連コンボに耐えられるもう1つのジョブであるナイトを使います.ナイトの守りは鉄壁の防御を誇り、物理攻撃・触手のダメージを0にすることができます.あとはスキをみてダメージを与えていく寸法です. |
▼実践(作戦2) |
カーラボスは一応3ターン周期となっていますが、実質的な意味はほとんどありません.毎回物理攻撃や触手を繰り出してきます.守っていたんではいつまでたっても勝てません.結局のところ、攻撃のタイミングは運試しです.1回に与えるダメージはかなり少ない(14,16ダメージ)ので、結局ゴリ押しで負けます. 作戦2…失敗 |
▼戦術理論(作戦3) |
キャラ選択までは今までと同様です. 攻撃力を重視して黒魔道士で挑みます.これならばサンダーで弱点をついて 120 または 128 ダメージずつ与えることが出来ます.HP が少ないので触手が来たらアウトですが、速攻で沈めることでなんとかしようという作戦です. 問題は体力が HP36 と低く、問題の触手に始まる3連コンボに基本的に耐えられないということです.3撃目がテールスクリューの場合のみ生存できますが、ここら辺は完全な運頼みです.必然的に、3n+2ターン目に触手が来ると、3撃目が3n+1ターンめに該当するため、テールスクリューが絶対に来ないので確実に敗北が決定します. MPが5しかない(サンダー1回分)という点についてはエリクサーで解決できます.どちらにしろ2回に1回以上は回復しなければ持ちこたえられないのですから、HPとMPを同時に回復してしまえば良いわけです.幸いここまででもエリクサーは入手可能です.モールドウインドが落としてくれます. 今回の攻略条件下ではあきらかに最速の攻略法なのですが、それでも 2ケタのターン数が確実にかかります.その間、毎ターン来る可能性のある触手が運良く来ないことを祈るのみであり、ケタ違いの試行回数が要求されます.
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▼戦闘準備 | ||||||||||||||||||||||||
風の神殿でモールドウインドを狩ります.エリクサーを5個が最低条件です. 最後にガラフ以外を戦闘不能にします.これはトルナ運河内が良いでしょう.何しろ、トルナ運河のモンスターは女性キャラしか攻撃しません.てゆーことで、ガラフは無傷で他のキャラを自殺させることができます.
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▼攻略方法 |
サンダーで攻撃→エリクサーでHP・MP全快を繰り返します. 運良く最初の5回のサンダーがすべて128ダメージなら累計ダメージは640なので、ダガーで一撃加えてクリアです.まあ、そういう事態にはまずならないので、その場合もう1度回復してサンダーで攻撃です. 触手が来ると著しく生存確率が減少するので、触手が来ないことをひたすら祈ります.但し触手直撃後、なんとか耐え切って立ち直るというケースは割と多いです.マヒ後の2回目の攻撃がテールスクリューだったら生き残れるので、立ち直る確率はおよそ1/3というところです.逆にいえば、3n+2 ターン目に触手がきた日には、ほぼ 100% 負けます.またテールスクリューが失敗することもごくまれにあるのですが、その現象を確認できたのは、246回のバトルの中でたったの2回だけです.ほぼあり得ません.
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▼実践 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ずいぶん攻略法は簡単に書いてありますが、実践は地獄です. あまりに実際にあり得ない勝率なので、このためにビデオデッキを買いましたよ.もちろん証拠を撮るために(激しく実話). さて、カーラボスを撃破するのに要した戦闘回数は、この戦術に決定してから実に 246 回 ビデオの実録画時間(ボス戦のみ)にして 182分24秒.ボスにたどり着く過程その他含めて、実時間にしたらおよそ10時間です.計画立て・試行錯誤段階・エリクサー集めなどを含めると何時間かかったかわかりません. ちなみにこの回数はおそらく「運がいい」方だと思います.それは今回の全戦闘246回のデータを見れば分かると思います.このデータは殺されるまでに放ったサンダーの回数です.カーラボスのローテーションからするとそう単純ではないですが、サンダーの回数はおおよそ生存ターン数と捉えることが出来、その数値は指数関数的に減少していくことが予想されるわけですが、実際にはご覧のように5回の項がゼロでした.これは期待値よりも少ない試行回数で達成できたことを示唆しているものと思われます.
一応、以下に撃破に成功した 246 回目の戦闘の経過を記しておきます.ただあまりに理想的すぎるので、信憑性と迫力に欠けます.何しろ、撃破時のパターンでは一度も触手が来ないという超ラッキーパターンですから・・・.ですが、事実です(証拠もあります).
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Written by NYUSUKE | トップ>FF5>第1世界ボス>カーラボス |