アパンダ@次元図書室 | |
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▼敵データ分析 | |||||||||||||||||
治療モード時にさらにイフリートをかけるとさらに反転し、通常状態で後ろ向き、治療モードで前向きになる.これはイフリート時に「後ろを向く」ではなく「向きを反転する」という操作が加わっているためと考えられる. |
▼戦術理論 | ||||||||||||||||||||||||
全編を通してもかなりの強敵の部類に入ります. 強烈な物理攻撃と多彩な特殊攻撃によって攻撃してきます.そしてやはりその強さの根源は一撃必殺のかまいたちです.しかもこれくらいのレベルになると無理矢理でもかまいたちに耐えることは不可能です.そのかまいたちを2ターンに1回使ってくる可能性があります. だがしかしアパンダには唯一つけいるスキのある習性があります.イフリートを召喚すると恐がってモードチェンジしてくれるのです.モードチェンジした次のターンには治療を自分に使って元のモードに戻ってきますが、再びすかさずイフリートをかければ同じことを延々と繰り返すことが可能です.つまり延々とモードチェンジを繰り返させることで、かまいたちを事実上完全封印できます. ところでレベル1クルルの最大MPは5.対してイフリート召喚の消費MPは11もあります.MPが足りません.ビブロス戦などで使った「呼び出す」を使えばいいじゃないかと思われるかもしれませんが、他の召喚獣を覚えている(少なくともタイタンはイベント進行上覚えさせられる)ためイフリートを確実に呼び出すことは出来ませんし、そもそも呼び出すでイフリートを呼び出してもアパンダは反応しません.あくまでも召喚魔法としてのイフリートでなければなりません. 召喚MPを半減させる金の髪飾りでも、11→6となってわずかにMPが1だけ足りません. しかしイフリートを唱えることは可能です.どうするのかと言えば、MP30%アップのアビリティを使うのです.黒魔道士をマスターしてこのアビリティを入手できれば最大MPを上昇させることが出来ます.おそらくこんなアビリティを低レベル攻略で使用している人はいないでしょう.何しろ黒魔道士のアビリティを入手する労力に対して、最大MPがどれくらい増えるのかといえば、
最大MP : 5 → 6 1 しか増えてないよ! というわけで、とてつもなく使う場所を選ぶっていうか、低レベルでは非常に使えないアビリティですが、今回の戦術では必要不可欠です.かくして 金の髪飾り+MP30%アップ+召喚Lv2 という布陣で戦いに臨むことになりました.
さてこれですべてが解決したかというと、実は全然解決してない、むしろ出発点ていうのが正しいところです.なぜなら上記の戦術は、アパンダの行動をすべて治療にするというものであり、そのためにはアパンダの行動の間に必ずイフリートを唱えなければならないからです.しかしこちらはイフリートを唱えるたびにMPがゼロになるため、アパンダの1回の行動中に「イフリートを召喚する」「エーテルでMPを回復する」という2つの行動を確実に行わねばなりません. 当然この戦術はこれを一度も休むことなく長期的に行わなければならないのですから、完全に相手の2倍速以上で動く必要があります.そのためにはヘイスト状態(2倍速)であることはもちろん、その上で素早さ51以上を確保しなければなりません.これよりも素早さが低いとジリジリとスピードゲージの間を詰められてこちらの行動が間に合わなくなります. 装備品で素早さを上げることになるわけですが、ここにもやはり問題は潜んでいます.アパンダはあろうことか自身が使う治療に対するカウンターとしてもドレイン・トードを使ってくるということです.対策は下記のようになります.
サイレスは無理です.結果、防具は素早さがまったく上がらない「金の髪飾り+ボーンメイル+源氏の小手」という組み合わせしか許されません.さてシーフマスター・クルルの素の素早さは44です.防具による恩恵を受けられない以上、武器による装備特典しかありません.
アイテム変化技でも使わない限り、チキンナイフ+ファイアビュートが素早さを最高に上げる組み合わせです.(変化技を使えばチキンナイフ×2が最高ですが、ここでは使いません).これでクルルの素早さは 44+5+2 = 51.これが最大です.これでアパンダの素早さに追いつきました.これで丁度アパンダの2倍で動けることになります.本来なら炎のロッドでイフリートの攻撃を1.5倍などにしたいところですが、そんな余裕はありません. なおヘイスト状態にするには最初のターンに正宗を使用します.したがって、この準備のために最初に運が必要になります.まだもう1箇所、運が必要になるのですが、それは実践の項で語るとします. |
▼戦闘準備 | ||||||||||||||||||||||||
黒魔道士をマスターに、召喚士をレベル2にします.(実際にはもっと前に準備してます).またエーテルを大量消費するのでエーテルを補充しておきます.
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▼攻略方法 |
まず正宗を使ってヘイストを自分にかけます.次のターンには正宗をファイアビュートに持ち替えます.その後イフリートを使うところまでこぎつければ治療モードハメ状態に持ち込めます.糸がミスするパターンが最高ですが、マジックハンマーでもその後エーテルを使えば大丈夫でしょう. あとはイフリートとエーテルを交互に使っていきます.イフリートの与えるダメージは360〜400、ドレイン反転で与えられるダメージは555〜630です.長期戦は免れません.この間に1回運が試される場面があるのですが、それは次項で述べます. |
▼実践 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
さてハメモード後は完璧な作戦に見えますが、実は1箇所やばいところがあります.それなのになぜ完成品として書いてるかというと、運で押し切ったからです.しかも装備品・アビリティが必要なもので埋まってるため、これ以上この戦術で突き詰めることが不可能だからでもあります.ちなみに挑戦回数だけで言ったら、このバトルは本番1回目の挑戦で撃破しています. ではまず序盤の攻防から.
こうして最高のパターンで「イフリートハメ状態」に持ち込みました.あとはこれを繰り返すだけなのですが、よく見てみると治療を使うタイミングが毎ターン微妙に早くなっているのです.それもほんの少しずつですが確実にです.この戦術では与えるダメージが少ないため、ときどき使われるドレインを差し引いてもイフリートを50回くらいは唱えなくてはならないので、そのうち追いつかれてしまうのは自明の理. おそらく素早さは全くの互角でも、装備品の重さで負けたのでしょう.何しろこちらはトード対策に超重量級の源氏の小手などを装備してます. 装備品の重さをこれだけ実感したのは初めてです. そして35回目のイフリート召喚のときでした.カウンターで後ろを向いた直後のアパンダが使用した行動はいつもの治療ではありませんでした.あろうことか、 後ろを向いたままマジックハンマー使ってきました. おそらくこちらの攻撃の寸前に内部処理ではアパンダの行動が決まっていたのでしょう.ほんのわずかな間ですが、現象としては有名なFF4ゼロムスのビッグバーン軽減と似たようなものでしょう.(FF4の低レベルクリアをしたことがあるという、ごく一部の人にしかわからない例えですいません). 一瞬ビビりましたが、こちらもじわじわと追い詰められている間、ただ冷や汗を流してたわけではありません.ある程度この予測もしていました.予想通りの処理が原因だとするとマジックハンマーを使ってきたとはいえ、今は「イフリートを恐がって後ろを向いたモード」だと思われます.まずは慌てず騒がずエーテルを使用.アパンダが動く前にもう1度動けます. そして回ってきた次のターンで賭けに出ます.この緊迫した、いかに手数を増やすかという勝負の中で、 ウィンドウを開いて治療を使うまで待機することにしました. それまで幾度か行った実験の中で、「後ろを向いた状態」に対してイフリートを撃つと、さらに方向を反転させてもう1度「後ろを向いた状態」に入りなおすことが確認されていました.つまり、もし先ほどの状態で即座に後ろ向きアパンダに向けてイフリートを放つと、
となって、一応向きがあからさまにおかしい以外は普通のローテーションに戻っています.わざわざ危険をおかして待機する理由がないように見えますが、待機した場合には正しい向きを向くということ以外に、相手の裏をとることで、再び追いつかれるまでの距離を最大にするというメリットがあります. ここまでで既に35回イフリートを撃っているわけですから、ここまですれば相手にもう1度追いつかれることはありません.もし追いつかれたとしたらその前にこちらのエーテルは尽きてるはずです. こうしてそのまま45回目のイフリートで撃破に成功しました.要約するとこのバトルに勝つためには、様々な準備のほかに「最初にヘイストをかけイフリートを撃つまでに生存する運」「追いつかれたときにマジックハンマーか糸(失敗)がくる運」の両方が必要です.特に後半の条件は10分以上戦ったあとなので失敗すると精神的にきついです.はっきりいってこの戦術で1回目で撃破できたのは運が良かったと思います.ちなみに所要時間は20分. あのときの行動がマジックハンマーで良かった〜. |
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Written by NYUSUKE | トップ>FF5>第3世界>アパンダ |