ギルガメッシュ(2)@ビッグブリッジ | |
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▼敵データ分析 | |||||||||||||||||
4000以上のダメージを与えると、自分に補助魔法をかけたあとジャンプで攻撃してくる.また以後、攻撃パターンが変化する.ジャンプについては特殊な性質があり後述. |
▼戦術理論(序論) |
来ました.ビッグブリッジ.低レベルクリアを経験した方なら、誰もが口を揃えて挙げるであろう屈指の難関です.そしてその中央で待ち構えるギルガメッシュ.本攻略でもやはり強敵として立ちはだかります. まずは魔法攻撃力50のかまいたち.普通の低レベル攻略でも全滅確定の大技として恐れられています.そして同じく魔法攻撃力50のエアロラ.ひとり攻略では、単体攻撃のこの技も同様に脅威となります.いずれも喰らえば即死です.また基本性能も高いです.素早いため攻撃の手数が多く、物理攻撃の威力も高いため現時点での最強装備を持ってしても112〜154のダメージを喰らいます.ゴブリンパンチも物理攻撃と算出式が同じなので、やはり同程度のダメージを受けてしまいます. もはや全攻撃が一撃必殺と言っても過言ではありません. さらに厄介なのが、4000ダメージを与えたところで起こる「反省イベント」.ここでギルガメッシュはシェル・プロテス・ヘイスト・ジャンプという、4連続行動を行います.反則です.ただでさえも厄介なのにこれだけの補助魔法を使われた後に、回避不能のジャンプを仕掛けてくるのです.またそれ以降は行動パターンが変化し、ジャンプを多用するようになります.4人で戦う低レベル攻略と異なり「戦闘不能になったからフェニックスの尾で復活」というわけにはいきません. レベル1ひとりではジャンプでも即死決定なのです. これだけ強烈なギルガメッシュを突破するには、並大抵の戦術ではとても歯が立ちません.従来の攻略法では基本的に速攻をしかけています.これは脅威のかまいたちなどがあるためです.また反省モードの補助魔法を封じるためにサイレスなどを使用しています.しかし本攻略では、この手の戦術はまったく使えません. まず速攻自体にかなり無理があります.ここまで幾つかの速攻まがいな攻略がいくつかありましたが、いずれも放つサンドベアなどを軸としていました.しかしHP6500という数字の前に、サンドベア1匹しか用意できないのではあまりに無力です.さらに反省モードの補助魔法を封じたところでジャンプを喰らえば即死です. このように問題だらけの超難関ですが、FF5の戦術バリエーションは無限の可能性を秘めています.このような難関でさえ、それを突破する方法は確かに存在し、そして100%に近い確率で勝てる戦術すら編み出すことができるのです. |
▼戦術理論(作戦1) |
速攻の作戦がダメなら、と持久戦を考えます.それにしても全滅確定のかまいたちを始めとする強烈な攻撃は避けねばなりませんから、必然「隠れる」を使用することを思いつきます. 当然隠れっぱなしでは勝てないから、タイミングを見計らって出てきて攻撃する必要があります.しかし、ギルガメッシュのあまりに圧倒的な攻撃力を前にすると、いつ出現しても、その瞬間に殺される可能性が高いです. しかし、待てよ? もしかすると…. 今まで(たぶん)誰もこの攻略法を使ったことがなかったけれど…、
かまいたちを正面から耐えることはできないか?
(50〜56 - 27) × 4 = 92 〜 116 モンクマスター・レナの最大HP51を大きく越えています.一見やはり無理に見えますが、まだ目はあります.現段階でシェルはまだ未購入ですが、シェルを使う方法はあります.一つは魔法剣士をマスターして瀕死シェルを身に付ける方法、もう1つは調合のドラゴンアーマーを使用する方法です.前者は準備が大変なのと使い方が難しいというデメリットがありますがアビリティ枠を使用しないというメリットがあり、後者はお手軽に使えるというメリットや同時にプロテスもかけられるというメリットがあります.ちなみに某NTT本には「ドラゴンアーマーは攻撃力と防御力を上げる」という説明がありますが、全然違います.あんまり適当なことを書くのはやめて欲しいですね.シェルを使えば倍率は半減されるので、 (50〜56 - 27) × 4 / 2 = 46 〜 58 まれに耐えることも可能なレベルにまでダメージを抑えることができます.より確実に耐えるためには…、そうHP30%アップを使えばいいのです.これによってレナのHPは51→66.完全にかまいたちを押さえ込むことができます. 最強攻撃を抑えてしまえば、夢の攻略は現実の物となります.この装備では物理防御に対する防御力がかなり低くなりますが、マギサ・フォルツァ戦で使用した「防御倍率、半分のさらに半分作戦」を使用すれば、ギルガメッシュの物理倍率は7→3→1となり、いくら攻撃力が高くても (49〜55 - 16) × 1 = 33 〜 39 と、完全に防ぐことが可能となります.プロテスはドラゴンアーマーを利用すれば一石二鳥です. |
▼実践(作戦1) |
しかしまったく新しい作戦というものは、実際に実戦を行ってみると様々なアラが見えてくるものです.確かに物理攻撃に対する防御は完璧.エアロラもかまいたちも耐えきることができます.しかし・・・. 【問題点1】ゴブリンパンチがやばい これだけで勝率は絶望的に低くなるのですが、追い討ちをかけるように次の事実が判明しました. 【問題点2】ジャンプがやばい (105〜118 - 物理防御) × 魔法倍率 = ダメージ
となります.いずれにしろ、とても耐え切れるレベルではありません. 作戦1…ゴブリンパンチとジャンプでノックアウト |
▼戦術理論(作戦2) | |||||||||||||||
ゴブリンパンチについての対処法は調合にありました.ずばり「巨人の薬」でさらにHPを上げるのです.これでレナのHPは132になり、ゴブリンパンチにも耐えることが可能となります. これだけのHPがあれば、ある程度装備品にゆとりが出てきます.実はここで物理防御重視の装備に変えても、プロテス・シェル・後列という条件を満たしていれば、物理攻撃・ゴブリンパンチ・エアロラ・かまいたちに耐えることができるようになります.
しかし依然として問題は解決していません.ジャンプをどうにかしなければ勝ち目はありません.どんな装備にしてもジャンプに耐えることは不可能です.必然、ジャンプは回避するしかありません.納得いかないことにジャンプは無属性魔法攻撃に分類されますから、基本的に回避の手段はありません.唯一の「隠れる」もここでは意味をなしません. ならば、ダメージを4000近くまで与えてから、一気に2500強のダメージを与えて倒す超速攻作戦が考えられますが、そんな大ダメージを与える手段は存在しません.サンドベアを使ったとしても、数100ほどダメージが不足します.ギルガメッシュを老化させる→レベル1まで待つ→ゴブリンパンチで防御無視8倍攻撃を仕掛けるというテクニカルな方法もあるのですが、やはりダメージが足りません. しかもギルガメッシュの行動と行動の間に2500ダメージを与えればいいのではなく、確実に1回の行動で仕留めねばなりません.なぜなら、4連行動はHP2500を切った瞬間にカウンターとして発動するからです.
もうお気づきでしょうか.4連行動はカウンターなのです.リクイドフレイム戦で使用した、カウンターにカウンターは発動しないという性質.これを利用します.カウンターのみでダメージを与えればHP2500を切っても反省モードに移行しません.さらにその後ローテーションに変化は訪れず、ジャンプが頻繁に使用される反省後モードにはなりません.つまり 事実上ジャンプを完全に封印することに成功します. 通常ならかまいたちが存在するために、そしてジャンプが単体攻撃であったために、モード変更後の方が簡単だと思われるギルガメッシュ(2)戦ですが、まったく逆の現象が起きているわけです.
さてここまでで、難関ギルガメッシュを撃破する戦術の骨格が組みあがりました.このまま実戦に移してもほぼ勝てるでしょうが、さらに微調整を行うことで完全な戦術へと昇華させます.残った問題はドラゴンアーマー(プロテス・シェル)・巨人の薬を使用する間の攻撃の対処です.これらを使用してしまえば、確実に生き残れるわけですから、この最初の準備段階のみが勝率に影響することになります. まずギルガメッシュは非常に素早いので、先手を取るためには45以上の素早さが必要となります.この点はリボンの装備特典を活かせばシーフマスター・レナの素早さは42→47.さらに初期装備としてエクスデス城地下に出現するジェイルベアから低確率で盗めるスピアを装備しておけばさらに素早さは48まで上がります.忍びの衣や盗賊の小手は装備品の関係上使えません. 次に考えるべきは調合を使用する順番、およびその間のギルガメッシュの攻撃への対処です.詳細は省きますが簡単に言えば普通にやっていたのでは回復が間に合いません.ここでは調合のヘイストドリンクを利用して、ギルの倍速で動くことにします.その代わりにギルの最初の一撃に確実に耐えられなくなりますが、それさえ耐えてしまえば勝ちが確定します. それでは、最初の一撃に耐える確率はどれくらいなのでしょうか.ギルガメッシュの物理攻撃によるダメージは48〜66です.対してレナ(+HP30%アップ)のHPは66.ランダムな幅の中で最高値をとったときのみギリギリで戦闘不能になることになります.実際には 48, 51, 54, 57, 60, 63, 66 の中からダメージは選ばれるので、生き残る確率は 6/7 です.さらに回避率30%のゴールドシールドを装備しているので、最終的な生存率は 3/10 + (7/10・6/7) = 9/10 = 90%
となり、ほぼ問題のない数値となります.そしてこれが最終的な勝率でもあります.つまり最初の攻撃に耐えられれば勝率100%、最初の攻撃に耐える確率90%の戦術が、ここに構築されたのです.実践的にはまったく問題がありません. ちなみにガラフ(+HP30%アップ)ならば最初の一撃に確実に耐えることができるのですが、残念なことに土のクリスタル入手後にABPを稼ぐことができないため、調合を修得できません. |
▼戦闘準備 | ||||||||||||||||||||||||
エクスデス城でジェイルベアから低確率で盗めるスピアを2本盗んでおきます.今回は1本しか使いませんが、今後2本必要になります.
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▼攻略方法 |
まずは各種調合を使用します.ちなみに1ターン目に盾で防いでHPが減ってなければ、2,3ターン目は早々に巨人の薬とドラゴンアーマーを使用して次のパターンに移行してしまいます. 1.ヘイストドリンク(亀の甲羅+目薬) 用意が整ったら大地のハンマーとジャベリンに持ち替えて、回復しつつ攻撃していきます.盾が外されますが物理系の防御は高めなので問題ありません.喰らうダメージの最高値はかまいたちやエアロラの84ですから、常に85以上を保っていれば問題ありません.ヘイストがかかっているので、回復と攻撃を効率良く行えます. こちらの与えるダメージの最高値が大地のハンマーの地震発動(500強ダメージ)であることを考慮に入れつつ、累計ダメージ4000を越えない程度に攻撃していきます.地震がほどよく起きるのでそれなりに効率は良いです. ダメージが4000近くになったら、カウンターのみで攻撃することになります.今度は武器をジャベリン×2に持ち替えてから、攻撃の効率を良くするためタイミングを見て前列に出ます.あとは回復しつつ防御し続けます.こちらはヘイスト効果でほぼ2回行動できるので、ダメージを喰らう→回復→防御→ギルの行動、と言った具合に防御が解けた状態でギルガメッシュのターンを迎えることはありません.大地のハンマーを持ち替えたのは、カウンターのときは地震が発動しないからです.(発動するのかもしれませんが見たことがありません). そのまま根気良く防御し続ければ勝てます. |
▼実践 |
最初の一撃が勝負です.それさえ耐えれば勝率は100%です. 1回目の挑戦.第1ターンの攻撃に見事耐えてあとは練りに練り上げた必勝パターンへ持ち込みます.手順が複雑なのですが、実際には武器の持ち替え時期や隊列の変更時期は、多少遅れても戦闘時間が長引くだけなので支障はありません. ちなみにこの方法で倒すとギルガメッシュは逃走せずにそのまま倒れます. |
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Written by NYUSUKE | トップ>FF5>第2世界>ギルガメッシュ(2) |