過去の一言

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2003/03/29(土) 第145回 学生生活最後の日 前編

 3月28日に卒業式(厳密には大学院の修士課程修了)と学位授与式がありました.

 これを持って、ついに現役東大生という身分を剥奪されました.

 

 さて普通の人は、このイベントを感無量な気持ちで迎えるのかもしれませんが、

 オレの場合は、少々事情が異なりました.

 

■普通の人の場合

 式はきっちりしたもので、皆スーツをピシッと着用して臨みます.

 学長のありがたいお言葉などを承ります.

 終わった後も、親や友人たちと記念に写真を撮ったりして思い出を作るのでしょう.

 その後、別の場所で学位記 (あなたは学業を修めましたとか書いてる紙) を受け取り、

 「ああ、ついに卒業したんだな」と、思いつつ帰路につくのだと思います.

 

■オレの場合

 

Chapter1

 電話がなってます.友人からです.

 オレ「もしもし?」

 友人「今、どこにいるの?」

 オレ「え?家だけど?」(厳密には布団の中でした)

 友人「・・・.お前、本当に来なかったのか.」

 

 どうやら、既に卒業式の方は終わってしまったようです.

 実は最初から卒業式の方には出るつもりがなく、学位授与式だけ行くつもりでした.

 友人のセリフの「本当に」というのは、事前にそう言っていたからでもあります.

 ただ、ひとつだけ誤算がありまして…

 

 友人が電話をかけてきている時点で家にいるということは、

 もうひとつの学位授与式にも間に合わないことを意味します.

 

 要するに卒業式まるごと寝ブッチです.

 

 こうなってしまった理由は非常に簡単で、

 その前日に飲み会があり、いい感じで酔っ払って帰宅したため

 目覚ましかけ忘れたのが原因です.

 

 それでも、まあ学位記と修了証明書はもらわなければいけないわけで

 とりあえず学校へ向かいました.

 

Chapter2

 学校に到着すると、そこは卒業式ムードがそこら中に漂っていました.

 そんなスーツ姿の学生の中を私服で堂々と歩くオレ.

 まさか今年の卒業生とは誰も思わなかったでしょう.

 

 事務室に行って必要なものを受け取って、とりあえず一件落着.

 実はその日の夜は研究室の追い出しコンパ(以下追いコン)なので、研究室で時間を潰すことにします.

 ちなみに追いコンとは、卒業していなくなる人たちを送り出すコンパです.

 

Chapter3

 当日、「同時に追い出される」先輩と一緒に

 お世話になった教授と研究室に記念品を買うことになりました.

 で、まあ記念品を持って教授の部屋に行くと、当たり前ですが

 なぜ私服姿なのか、激しくツッコミを喰らうオレ.

 

 他にお世話になった先生にも挨拶にいったのですが・・・.

 「君は要領が良すぎるから心配だ」

 どうも昔から、たいした努力もせずに簡単に水準以上の成果を挙げているように見えるらしく、

 このような評価は小学生のときから言われてたような気がします.

 社会に出てからはそれだけではダメだよって話です.

 すいません.がんばってみます.

 それからやはり、なぜ私服姿なのか激しくツッコミ(以下略)

 

 

 まあ、そんなこんなで無事大学院修士課程修了ということになりました.

 しかし、その日の出来事がこんなに平穏無事に終わるはずはありませんでした.

 むしろ、ここからが本番でした.


2003/03/30(日) 第146回 学生生活最後の日 後編

 前回の続きです.読んでない人はこちらから.

 

Chapter4

 上野のとある店で追いコンは始まりました.ほぼ普通の飲み会だったんですが、

 最後の方で花束と寄せ書きのカードをもらいました.

 ただ、研究室の飲み会だというのに、

 

 研究に触れている内容の書き込みなど微塵もない、オレへの寄せ書き.

 

 それどころか

 ネタ系が多いオレへの寄せ書き.

 

 まあ確かにここ1年は研究室のゼミに自分の発表のときしか出席しなかったり、

 そのくせに研究室の飲み会には2次会、3次会含めて全部参加してましたけど.

 

 研究室内でのオレのキャラ評価が如実に現れた結果となりました.

 

Chapter5

 そして2次会も終わり、そろそろ終電の時間も気になりだす頃です.

 本来ならここで平穏無事に終わるところでした.

 学生生活最後の日.

 卒業の後に待ち受けるのは社会人への第一歩.

 今までのようなダラダラした学生生活も終わりなのです.

 何事もきっちり区切りをつけた社会人生活の始まりなのです.

 

 

 そこへ突如急浮上する3次会=麻雀案.

 この上なくダラダラしてます.

 麻雀が始まったら「何事にも区切りを」どころか、普通の人でも区切りのついてる

 日付の区切りすらなくなります.

 

 まあ、その案を一番推していたのがオレだったんですが.

 

Chapter6

 問題は雀荘の確保と、メンツ(人数)の確保.

 この案にのったのが計7名.あと1名いれば2卓丁度の人数になります.

 最後の1名に麻雀初心者を無理矢理引き入れたのもオレ

 のような気がしないでもありませんが、気にしないことにします.

 

 ・・・.

 

 雀荘で麻雀を打ち続け朝になりました.

 いつの間にか人数も減っています.

 

 そして最後の半チャンのオーラス (つまり最後の最後) での出来事です.

 劣勢に立たされていたオレは起死回生のため

  「よし、オレは役満を作るぞ!」

 と、宣言しました.他にも同じようなことを冗談で言ってた人もいましたが、

 オレは本気でした.

 

 暗刻が1つしかない状態から、無理矢理「四暗刻」を狙ったのです.

 そしてあろうことかその勢いで「四暗刻」テンパイまで作りあげました.

  (よし、これを切ればテンパイだ!)

 と、心の中で叫びつつハイを切った瞬間、

 倍満を喰らってハコりました.

 

 なんで最後の最後で、こんなハデな負け方するかな.(泣)

 

Chapter7

 最後まで残っていた4人も雀荘を後にし、それぞれ別れを告げ帰路につきました.

 

 しかし「家に帰るまでがコンパ」とはよくいったものです.<そんな諺ありません

 この後オレだけがさらにトラブルに巻き込まれるとは思いもよりませんでした.

 

 上野からJR山手線に乗り、乗換駅の新宿へ向かいます.

 心なしか、体調があまりよくありません.

 電車の席に座って休むことにしました.

 

 何が原因だろう・・・.

 睡眠不足によるものなのか.

 タバコの充満する場所にいたのが良くなかったのか.

 おかわり自由だからといって必要以上にコーヒーを飲みまくったのがいけなかったのか.

 それもミルクなしで.

 

 まあ簡単に結論を出してしまうとどれもが原因だと思いますが.

 

Chapter8

 そんなことを考えてるうちに、少し眠りに落ちていたみたいです.

 目覚めたのはある車内アナウンスが流れたときでした.

 

 「ご乗車のお客様に申し上げます.」

 

 お.今どの辺りかな.そろそろ着いたかな.

 外を見ると高田馬場駅、新宿の2つ手前です.

 なかなかいいタイミングで起きたなぁ、などと思っていると車内アナウンスは続きます.

 

 「JR新宿駅で人身事故が発生したため、しばらく運転を見合わせます.」

 

 は?

 

 「お忙しいところご迷惑をおかけしますが、しばらくお待ちください.」

 

 は?

 

 つまり、これはあれですか?

 いよいよ社会人になるにも関わらず、最後の最後まで

 徹夜で麻雀なんぞしてるオレに向けられた、天からのメッセージですか?

 ラストのハコ飛びだけじゃ足りませんか?

 ていうか

 なぜ、そこまでネタ尽くしになりますか.(泣)

 

 ・・・.

 よし、わかった.そこまで言われたら仕方がない.(誰も何も言ってません)

 ここまで来たら、楽しむしかありません.

 

 高田馬場なら少し歩けば、新宿までたどり着けるから歩くか.

 このルートなら中学・高校時代に何回も歩いたコースだから行けるぞ.(楽しもうとがんばってます)

 とりあえず、電車を降りようとしたその瞬間、

 

 「お客様にご案内申し上げます.」

 「ただいま西武新宿線にて振り替え輸送を行っています.」

 「お急ぎのお客様は西武新宿線をご利用ください.」

 

 お、別イベント発生か!(楽しもうとがんばってます)

 

 振り替えの電車には乗ったことがないから、楽しみだな.(楽しもうとがんばってます)

 振り替え用の白い切符をもらうために、既に長蛇の列が出来ていました.

 

 とりあえず、駅員さんに現在の様子を聞きにいく・・・

 フリをしつつ列の先頭付近に割り込みました.

 列の後ろの方からはぶち切れた客から駅員への罵倒が聞こえたりします.

 

 と、まあそんなわけで学生生活も最後まで、

 なかなか楽しかったものとなりました.

 

 誰もが忘れてると思いますので、一応もう1度いっておくと、

 この日は卒業式の日でした.

 

 なんとなく、この波乱ぶりが

 

今後の社会人生活の予兆のような気がしてなりません


2003/04/06(日) 第147回 スペイン旅行記 なまけもの編

 スペインの人たちは一言で言うと「怠け者」です.

 昼間になると「チェスタ」と呼ばれる休憩時間があります.

 土日祝日ともなると、ほとんどの店・施設が閉まります.

 

 さらには都市ごとにローカルな祝日もたくさん用意されています.

 

 スキさえあれば休む気満々です.

 

 ところで我々が首都マドリッドについたのは3月19日.

 見事にローカルホリデーにぶち当たりました.

 

 さらにバルセロナを観光予定の日は

 正真正銘の日曜日でした.

 

 

 普通のお店はおろか、

 観光客向けのお店であろうと容赦なく閉まっています.

 

 どうでもいいけど

 いくら休みの日だからといって、

 

 

 昼食の時間に食い物屋がほとんど閉まってるのはやめて欲しかった.


2003/04/07(月) 第148回 スペイン旅行記 酔っ払い編

 スペインは水とワインを同じ感覚で飲む国です.(値段も同じくらい)

 

 郷に入っては郷に従えと言うし、

 我々も当然昼間から酒を飲みます.

 

 まあ普通ならビン1本程度なので大したことがないのですが、

 大したことがないはずなのですが、

 一人酒に弱いヤツがいまして、

 ええ、

 なんかふと見ると顔も赤いし、挙動もおかしいんです.

 

 あのなあ.

 スペインでは今マジで

 首絞め強盗が流行ってるんだから、無防備に酔っ払うなよ.


2003/04/08(火) 第149回 スペイン旅行記 イラクで戦争勃発編

 実はスペインに行った2日後に、イラクで戦争が起きました.

 ときは3月20日です.

 ところでこの日、実は地下鉄サリン事件が起こった日でもあります.

 

 まったく、ろくでもない日ですね.

 

 ところでその日は

 

 オレの誕生日でもあるんですが.(泣)


2003/04/09(水) 第150回 スペイン旅行記 おばちゃん編

 実を言うとスペインには「美味しい料理」というものが少ないです.

 一応、豚の丸焼きだとかハムとかパエリヤなどの名物はあるのですが、

 それくらいです.

 

 それで、特に食べたいものもなかったというか、

 開いてる店が少なかったという事情もあって、

 マクドナルドに入りました.

 

 それで日本と同じようにレジに並んで注文するわけですが、

 一向に列が進む気配がありません.

 ていうか、目の前のおばちゃんがせき止めてました.

 

 どこの国にも迷惑なおばちゃんの類はいるもので、

 どうやらややこしい注文の仕方をして店員ともめてるようなのです.

 

 それで、まあそれはいいのですが、

 そのおばちゃん、店員に文句言いながら

 

 ポテトをモグモグ食ってます.

 

 

 いやお前それ、支払い済んでないだろ!


2003/04/11(金) 第151回 スペイン旅行記 バルセロナの人だかり編

 バルセロナの大通りを歩いていると、大勢の人が一つの方向に向かって歩いてます.

 最初は何とも思ってなかったのですが、

 だんだん人の数が多くなってきました.

 

 我々は丁度、逆行する方向に進んでいたのですが、

 かなり身動きがとれなくなるほどに道が埋まってきました.

 

 なんだか大声でコンサートのように叫んで騒いでる人がいます.

 

 よく見ると前方で高いところからテレビカメラが中継しています.

 

 さらによく見ると上空をヘリコプターが旋回しています.

 

 

 あ、そうか.

 これは戦争反対のデモか・・・


2003/04/19(土) 第152回 曜日感覚

 社会人になって変わったことはいろいろありますが、

 そのひとつに「曜日感覚」があります.

 

 週休2日でなかった高校まではこうでした.

[月 火 水 木 金 土 ]

 

 普通の人はこうでしょう.大学生くらいまではオレもこうでした.

[月 火 水 木 金 土 日]

 

 それが大学院になるとこうなりました.

[月 火  木 金 土 日]

 週休6日.水曜日以外は基本的にお休みです.

 しかし、そんなお気楽な日にも終わりは来ました.

 

 

 社会人となった現在はこうです.

 

 

[平 平 平 平 平 休 休]

 

 曜日の区別が出来なくなりました.

 平日の真ん中あたりに来ると、その日が水曜日なのか木曜日なのか怪しくなります.

 これはさらにテレビを見なくなることに原因があり、曜日を意識する機会が減ったからです.

 

 しかし、おそらくまだこれでもいい方で、将来は多分ときどきこうなります.

 

 

[平 平 平 平 平 平 平]

 や、休みはどこへ・・・?


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